アフリカのコンゴ民主共和国を中心に広がるエボラ出血熱への感染が疑われる人が1000人を超えるなか、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は治安の悪化により医療支援が行き届いていないとして、紛争の停止を呼びかけました。

WHOによりますと、コンゴ民主共和国を中心に広がるエボラ出血熱への感染が疑われる人は、26日時点で1077人に達し、うち246人が死亡しています。

テドロス事務局長は28日、感染拡大の要因の一つとして、現地での紛争激化により医療支援が行き届いていないことを指摘。「エボラ出血熱で、本来なら死ぬ必要のない人々が命を落としている。医療従事者が通る時間だけでも停戦をしてほしい」と呼びかけました。

感染が広がっている「ブンディブギョ株」には、有効なワクチンや治療法が確立されていません。

また、紛争の影響で支援物資などが行き届いていないほか、難民となった人たちの間で感染拡大が起きている可能性も指摘されています。