宮城県塩釜港で宮城海上保安部の巡視船から重油が漏れ出した問題で、塩釜市では補償額を算出するため、被害を受けたワカメとメカブの計量作業が始まりました。

宮城県塩釜市内の漁港では3日、ワカメやメカブが入った袋が次々と水揚げされ漁協の職員が立ち会う中、漁師たちが重さを測っていきました。1袋300キロから500キロ程度あり、すべて重油が付着するなどして売り物にならず廃棄処分が決まっています。

重さを測った後は、塩釜市内にある仮置き場に移動させ週明け以降、焼却処分を始めるということです。

県漁業協同組合塩釜地区支所・渡辺 敏・支所長:
「本来であれば、水揚げ代金を支払ってもらえるが、まだ補償額も全然決まっていないので、(生産者は)不安になっている。生活がままならなくなってしまうので」

この問題は3月、宮城県塩釜港で宮城海上保安部の巡視船「ざおう」から1000リットルを超える重油が漏れ出したもので、塩釜市ではこれまでワカメやコンブなど1000トン以上が被害を受けています。計量作業は5月中旬まで行われ漁協は、補償額を算出して、宮城海上保安部に対応を求めることにしています。

また、宮城海上保安部は流出した重油の量について、これまで1キロリットル以上とされていましたが、調査の結果、15倍にあたる15キロリットルにのぼることを明らかにしました。