3月28日、アラブ首長国連邦(UAE)最大のアルミニウムを生産する企業「エミレーツ・グルーバル・アルミニウム」が、アブダビの精錬所がイランのミサイルとドローンの攻撃を受けて、重大な被害を被ったと発表しました。

富山県高岡市のアルミ専門商社「ホクセイ金属」の社長で、法政大学大学院デザイン工学研究科の連携教授も務めている冨田昇太郎氏は、今回の事態の影響は、アルミ価格の高騰と供給不足に拍車をかけるとみています。

そのうえで、「世界のアルミの需給バランスが根本的に変わる可能性のある時代の転換点になるのではないか」と予想しています。

軽くてさびにくく、加工がしやすいアルミ。日本は、アルミをほぼ100%輸入に頼っていて、輸入先は中国が最も多く全体の2割、次いでUAEが1割以上を占めています。そのUAEの中心的な精錬所がイランによる攻撃で「重大な被害」を受けたことになります。

「ホクセイ金属」の冨田社長は、今回の事態は日本の経済全体に深刻な影響を及ぼすとみています。

ホクセイ金属 冨田昇太郎社長
「かなり大きな生産キャパシティを持っているところが、生産できなくなることによって、供給量が著しく減ってしまう可能性がある。アルミの供給不足に直結していく話じゃないかと思います」