防衛省は31日までに相手の射程距離の外から攻撃することが可能な“長距離ミサイル”を静岡県小山町の富士駐屯地と、熊本県の健軍駐屯地に配備しました。反撃能力があるミサイルが国内に配備されるのはこれが初めてで、富士駐屯地ではミサイル配備に反対するデモ活動が行われました。
<金原一隆記者>
「防衛省が富士駐屯地に長距離ミサイルを配備するとしていた3月31日です。住民グループが抗議活動を繰り広げています」
<シュプレヒコール>
「富士にミサイルやめて!」「富士にミサイルやめて!」
激しい雨の中、デモ活動には約40人が集まり、ミサイル配備反対を訴えました。
<小泉進次郎防衛大臣>
「島しょ防衛用高速滑空弾は『25式高速滑空弾』と名称を決定し、それぞれ熊本県の健軍駐屯地と、静岡県の富士駐屯地の部隊に配備しました」
小泉防衛大臣は31日の閣議後の会見で、国内で初めてとなる相手への反撃能力がある長距離ミサイルを小山町の富士駐屯地に配備したと発表しました。
このミサイルは、2025年6月の富士総合火力演習で発射機の車両が披露され、敵の射程距離の外からの攻撃を可能とする「スタンド・オフ・ミサイル」と呼ばれます。
31日までに、開発と駐屯地への配備を終えたとして『25式高速滑空弾』という名称も発表されました。
<デモ活動に参加した人>
「ここが“基地”になるということは、いつでも攻撃される可能性がある。それは絶対反対ですね」
<デモ活動に参加した人>
「あきらかな憲法9条違反だし、自衛隊の人たちを守らなきゃいけない。自衛隊をアメリカの先兵にしちゃいけない」
市民団体は国が地元と1967年に結んだ「東富士ミサイル基地化否定の確約」にも違反しているなどとして長距離ミサイル配備の撤回を求める要請書を高市総理など宛てに提出しました。
<富士にミサイルやめて!の会山崎ひろみ共同代表>
「富士山に似つかわしくないミサイルを製造するのはあり得ない、そこで実験をするのはあり得ないと思っているので是非ともやめてほしい」
専守防衛を維持してきた防衛政策の転換ともいえる長距離ミサイルの配備。住民の反発が収まる気配はありません。
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