宮崎県日南市の高校生が市やJRと連携し、地震や津波に対する防災を呼びかける動画を制作しました。

どんな思いで制作したのか、生徒を取材しました。

30日、日南市の公式ユーチューブチャンネルで公開が始まった防災動画。
高校生たちが列車に乗っていると、日向灘を震源とする地震が発生し、列車が緊急停止します。

その後、大津波警報が発表され、乗客が列車を降りて高台まで避難します。

この動画は、日南高校の生徒会が主体となって、日南市やJR九州と連携し制作しました。

そのきっかけは生徒会のメンバー全員が去年夏に「防災士」の資格を取得したことでした。

(日南高校生徒会 阪元玲南会長)
「(去年)夏に防災士の資格を生徒会全員で取ったんですけど、若い世代の私達がどう発信していくのかっていうことが大きな影響を与えられるんじゃないかなと思って、今回、動画作成をしました」

去年9月から始まった動画の制作では、企画・構成・演出を高校生たち自身が担当。多くの生徒たちが通学に利用しているJR日南線を舞台に撮影しました。

動画制作に挑戦して感じたことは、災害時の「行動」の大切さでした。

(日南高校生徒会 長渡奏奈さん)
「(地震被害にあったら)みんな日常の中から急に変わっちゃう、焦ると思うんですよ。そんな中でどう行動できるかを特に考えたいなって思いました」

(日南高校生徒会 湯浅久遠さん)
「僕がけがする可能性っていうのはあるし、けがしてる人の目線に立って実際に(地震が)起こったときにこうやって対処しようっていうのは、動画の中とかでも考えたりはしました」

生徒たちは今後も地域と連携し、防災に役立つ情報を発信していきたいとしています。

(日南高校生徒会 阪元玲南会長)
「日南市と地域と高校生をつなぐものが防災という市や町が作れたら、すごくいいなと思ったし、それを作る担い手(として)私達が一歩になりたいと思いました」

生徒たちは、今後、災害時の避難場所になっている学校での避難生活を、地域の人たちと実際に体験してみるような防災イベントなどにも挑戦していきたいということです。