ナフサ不足による価格への影響には“タイムラグ”

 原油からガソリンが精製された場合、その状態でガソリンスタンドなどに運ばれ、消費者の手に届くこととなります。ナフサの場合は、精製後、さらにエチレンやプロピレンなどにし、最終的にラップなどの製品になる…という流れです。

 こうしたことから、ガソリンなどの燃料に比べ、価格への影響が出るのにタイムラグがあるということです。

 野村総合研究所の木内登英氏は「ナフサを使った製品の品不足が起きてきて、この先、数週間の内に価格が上がってくるおそれがある」と指摘します。

 実際にナフサ製品を巡っては、出光興産や三菱ケミカル、三井化学などが減産や価格の引き上げの動きを見せ始めています。

 ナフサを多く使っている洗剤やラップのほか、洋服などもナフサ不足の影響を受けやすいといいます。