“人生100年時代”と言われるなか、兵庫県姫路市の寺ではある体験会が開かれました。その狙いとは?
兵庫県姫路市にある尼寺「不徹寺」。この週末、寺には地元の人だけでなく関東からも人が集まりました。
(参加者)「すごく怖いです。いつ来るか分からないので」
「正直わからない存在。いつか来るんだろうなっていう漠然としたイメージがあって」
この日行われたのは棺に入る体験会。参加費は住職の法話も含め5000円です。
(不徹寺・松山照紀住職(63))「棺桶2つ準備していますので2回死んでみてください」
用意された棺は2種類。早速、体験開始です。
実際は、自分の足で棺に入ることはありませんが、腰を下ろしてゆっくり横になります。
「このまま閉めさせていただきます」
他の参加者は、家族や知人のていで亡くなった人を見送ります。
(不徹寺・松山照紀住職(63))「最後のお別れになります。お顔をどうぞご覧になっていただきたいと思います。お別れをしっかりさってください」
(参加者)「信じられないまだ若いです
「お母さん残してしかられるで」
この寺では3年前から入棺体験を行っていてSNSなどでも話題を呼び、これまで全国から約80人が参加しました。
(参加者)「『もう逝っちゃうの』って言ってもらうのもうれしいし『安心して逝っていいんだよ』という言葉もうれしいし、いろいろ考えるきっかけになったのかなとは思います」
20年前に長男を見送ったという女性。別れの時を長男はどう見て、感じていたのか知りたくて参加したといいます。
(20年前に 長男を亡くした女性)「一番驚いたのは感謝もあったけれど、やっと息子のところに行けると思ってしまった自分がいました。意外とそんなこと思わないだろうと思っていたら。受け入れるということをいま学んだ気がします」
でもそもそも、なんのために死後の体験をするのでしょうか?
(不徹寺・松山照紀住職(63))「死を見つめてよりよい生き方をしようというのがこの入棺の目的。残された時間をいかに生きるべきか考え直すきっかけになればそれが一番いいと思っています」
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