今年7月に選挙の応援演説中に銃撃され死亡した、安倍晋三元総理の山口県の事務所が、28日閉鎖しました。

下関市の事務所では午後2時すぎ、昭恵夫人らが「あべ晋三事務所」と書かれた看板を取り外しました。伊藤昭男後援会長は「事務所は今日で閉鎖となるが、“安倍イズム”を継ぐ人に次を託したい。その人にはこの事務所から、第一声をあげてほしい」と話しました。

閉鎖されたのは、山口県下関市と長門市の事務所2か所です。
事務所は安倍元総理の父・晋太郎さんから引き継いだものでした。選挙の時には選挙事務所として使われ、安倍元総理が亡くなった後には献花台や記帳所が設置され、多くの人が悼みました。

安倍事務所は11月、「国葬儀、県民葬儀を終えた今、これを区切りに本年末をもちまして閉じることといたしました。長い間大変お世話になりました」と、閉鎖を発表していました。