イランが「見切っている」トランプ政権の“致命傷”とは?

そもそもの始まりは、23日。

突然、「イランとの協議が始まった」として、48時間だった発電所などへの攻撃の期限を5日後に引き延ばしたことでした。

トランプ大統領(23日)
「(Q.イランとの協議で合意は?)たくさんある。15項目だ。まずは核兵器を持たせない。それがナンバーワン、ツー、スリーだ」

この発言をイラン側は、株式市場や石油価格を操作して泥沼状況から抜け出すためのフェイクニュースだと真っ向から否定。

マーケット対策なのか、本当の停戦交渉なのか、舌戦は続きました。

トランプ大統領(26日)
「彼らは取引を強く望んでいるが、自国⺠に殺されるのではないかと考えそれ(停戦交渉)を言うのを恐れているんだ」

イラン アラグチ外相(26日)
「いま彼らが交渉について話していること自体が自らの敗北を認めていることになる」

トランプ大統領(26日)
「彼らが取引を懇願しているんだ。私ではない」

一歩も引かないイランの姿勢を専門家はどう見ているのでしょうか。

慶応大学大学院 田中浩一郎教授
「イランの方は今、戦争を止めようとも思っていない。(戦争が)⻑期化することで油価が高止まりする。あるいはさらに高騰しかねない。トランプ政権にとっては致命傷となる故に、『(戦争継続)できないだろう』と見切っている」

そのトランプ大統領は、26日。
タイムリミットギリギリで発電所などへの攻撃の猶予期限を再び10日間延期したのです。