「最大の仕事は〇〇になること」新人議員に求められる役割とは

新人議員たちは今、委員会での質疑にも立てない状況に置かれている。原田記者によると「暫定予算編成というきわめて重要な局面で、新人議員の不規則発言は警戒すべきポイントだ」とする声が党内から上がっており、委員会での質疑は「暗黙の了解」として新人には当面回ってこないという。

山田議員はこの状況について「作法がある程度整ってから立たせたいというのは先輩方の自然な感想だと思う」と語った。

では、新人議員に求められることとは何か。原田記者によると、ある党幹部は「1期生の最大の仕事は2期生になること」だと語る。そのためにも地元活動を徹底し、様々な部会等に参加して得意分野を見つけ、次の選挙でも当選を果たす。それが今の新人議員に求められる最優先事項だというわけだ。ただ、こうした方針に対して「せっかく国会議員になったのに、地方議員と変わらないじゃないか」とぼやく新人議員もいるという。

山田議員はどう受け止めているか。「単にまた当選するということだけではなく、国会議員としての戦闘力を上げることだと解釈しています」と話す。地元・姫路で「山田を選んで良かった」と思ってもらうためには、永田町での学びを持ち帰って届けられるバランスが必要だと考えているという。「毎週末帰れていますし、今のところそのバランスを手探りで見つけながら戦闘力を上げて2期目につなげていきたい」と意気込みを語った。

最後に、政治家としての大きな目標を問われた山田議員はこう答えた。

「2001年9月11日のテロをニューヨークで経験して外務省に入り、ずっと国を強くしたいという気持ちを持ってきました。日本人が日本に生まれて良かった、成長できるんだ、この国はもっと輝けるんだと思えるよう、そのマインドを変えていくことに全力で貢献していきたい」

自民党は今、66人の新人議員をどう育てるかという難題に直面している。原田記者は「様々なバックグラウンドを持った人材がいることは、ある意味、これまでの自民党の強みでもあった。山田氏を含めこの66人がどのように戦闘力を上げ、将来的に国、政府の中枢などでどんな活躍をされるのかをしっかり見ていきたい」と話す。

その中で見えてきた派閥回帰への動き。再び「政治とカネ」の舞台となることなく、正常な機能を果たすことが出来るのか。自民党の真価が問われている。