裏金問題に端を発して解散した自民党内の派閥。ところがいま、旧派閥のメンバーを中心とした会合が相次いで開かれ、復活の兆しが見えつつある。そのきっかけが、先の衆院選で新人議員が大量に当選したことにあるという。

唯一残る「麻生派」に加入した新人・山田基靖議員(43)に、現在の自民党の状況や派閥の機能、新人議員が目指すべきことについてホンネを聞いた。

「SNSでわざと炎上して・・・」新人大量当選の陰で囁かれる不安

2月の衆院選で自民党は歴史的な大勝を収め、戦後最多となる316議席を獲得した。そのうち新人議員は66人にのぼる。これほどの大量当選は、党にとってうれしい半面、別の懸念も生んだ。

TBS政治部で自民党を取材する原田真衣記者によれば、衆院選直後から党内幹部の間では「大量の新人議員たちをどのように面倒を見ていくかが大きな問題だ」「ここまで大所帯になると、いずれ問題行動を起こす新人もいるだろう」「SNSなどでわざと炎上して目立とうとする新人がいないか心配だ」といった不安の声が複数上がっていたという。

こうした懸念が語られる際、必ず引き合いに出されるのが“小泉チルドレン”と呼ばれた新人議員が大量当選した際の光景だ。杉村太蔵氏が「JR乗り放題らしい。しかも全部グリーン車。乗ったことないですよ」「早く行ってみたいですよ、料亭に」と発言し、批判を浴びた。今回も同様の事態が起きないかを、党幹部たちは警戒している。

また、番組でも以前、ある現職閣僚が「ガバナンスが絶対に悪くなる。有象無象が集まっている」と厳しい見方を示した。この言葉を山田議員にぶつけると、「新入社員みたいなもんですよね」と落ち着いた口調で受け止めた。

「そういう意味では、しっかりと政治家一年目として責任を持って発言できるのかと厳しく見られるのは、ある意味緊張感があっていいと思います」