「第三の居場所」をご存じでしょうか。子どもが、家や学校以外で安心して過ごせる場所のことです。そんな「第三の居場所」が、2022年11月、鳥取県米子市に誕生しました。

米子市にある「tetote~つなぐん家~」。

小学生から高校生までの様々な悩みを抱えた子どもたちをサポートするため、11月14日、「第三の居場所」としてオープンしました。

この施設の代表を務める今川由紀子さん。以前は、病気や障害のある子どもたちのサポートをしていました。

つなぐプロジェクト 今川由紀子 代表「少しずつ子どもたちが抱えている課題の深さを知りまして、1人でも膝を抱えて泣いている子が減りますようにと思って。」

子どもが家や学校以外で安心して過ごせる、いわゆる「第三の居場所」は、日本財団によりますと全国に135か所あり、山陰では、鳥取市や島根県雲南市に続いて、ここが3か所目です。

建物は3階建て。1階は木のおもちゃで遊ぶことができ、2階は食事など自由に使えるスペースとなっています。

つなぐプロジェクト 今川由紀子 代表「子どもたちがリラックスしやすいように木をあしらっております。落ち着くなというゆっくりした気持ちになってほしいと思うのと、ぬくもりを感じてもらえたらなと思っています。」

今川さんの思いに賛同し協力したのは、島根県安来市の木工家具製作所「Ton-ton」。

GOODTOYという遊びを通して感じる力、考える力などを育むおもちゃを50個以上無償で貸しました。

Ton-ton 大谷俊行 代表「手に触れてにおいもかげる体感できるおもちゃですので、成長にとってもいいと思います。」

また、3階は静かに勉強ができるスペースとなっていて、今後はプログラマーによるプログラミング教室が開かれる予定です。