ロシアのプーチン大統領は、ロシア産原油に上限価格を設ける措置に加わった国に対し、石油などを輸出しないとする大統領令に署名しました。

ロシア産原油をめぐっては、G7=主要7か国やEU=ヨーロッパ連合などが今月初め、取引価格の上限を1バレル=60ドルとすることで合意していました。

報復措置としてプーチン大統領は27日、上限価格に参加した国に対し、石油および石油製品の輸出を禁止する大統領令に署名。石油は来年2月1日から輸出禁止となり、石油製品については、政府が今後、日付を決定するということです。

また、プーチン氏が特別な決定を下した場合には、輸出禁止に例外を設けることができるとしています。