「聴導犬」の役割は?
グレースは少し臆病な性格だということですが、仕事はきっちりこなします。
主な役割は生活音を教えること。外出中は、自転車のベルに反応して安全を確保します。家の中では、チャイムや電話、目覚ましなどの音に気付いて、ユーザーにタッチで知らせ、音源まで連れていくことが仕事です。

鶴村さんの目覚ましは、これまで腕時計のバイブ機能だったそうですが…?
鶴村美恵子さん
「(就寝時に)補聴器を外したら何にも音が聞こえないので、災害とかがあってアラートが大きく鳴ってもわからない。そういう不安から解消されましたし、起きれなかったらどうしようっていう不安であんまりよく眠れてなかったですけど、今はこの子が必ずさっきのトントンって起こしてくれるので、もう時計を外してのびのび寝てます」
聴導犬の役割はもう一つあって、ケープをつけることで、ユーザーが「聴覚障害者」だと知らせることができます。周りから見ても障害がわかりにくいために、情報弱者になりがちな聴覚障害者が、周りの人にサポートされやすくなる、というわけです。
鶴村さんや、ハーネスの会のメンバーは、「聴導犬」という存在が知られれば利用希望も広まるとして、その意味でも、今後のグレースの活躍に期待しています。














