家宅捜索中に捜査対象の男性に暴行した罪に問われた警察官らが、「上下関係もあり暴行を止めることができなかった」などと話しました。

 起訴状によりますと、当時大阪府警捜査四課に所属していた警察官4人は、去年7月、国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」の拠点とみられるビルの一室を捜索した際、捜査対象だった男性(20代)に暴行した罪に問われています。

 23日の初公判で人見被告のみ「暴行の意思はなかった」と否認しましたが、起訴内容を認めた3人のうち関坂被告と溝畑被告については裁判が進められました。

 関坂被告は被告人質問で「上下関係もあり、止めることができなかった。若い子たちのためにも嫌な役回りをしなければいけないと思った」などと述べました。

 検察は論告で「捜査目的を実現するために多少の暴行は加えていいとする身勝手な対応」などとして拘禁刑1年を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。