能登半島地震で日本海側でも甚大な津波被害が確認されたことを受け、気象庁は巨大な津波を正確に捉えるための新たな観測計の運用を開始しました。

日本海側はこれまで、太平洋側に比べて津波の高さが低いと考えられてきましたが、2024年の能登半島地震で甚大な被害が発生しました。

これを受けて気象庁は、全国で巨大な津波を観測できる機器の整備を進めていて、福井県坂井市の福井港では、23日正午に新たな観測計の運用が始まりました。

従来の観測計は水面の高さを直接測定する仕組みのため、およそ3メートルを超える津波は計測できませんでしたが、新たな観測計は海中に設置したセンサーで水圧を測定して高さを推定するため、10メートルを超えるような巨大な津波の観測も可能となります。

今回の整備で全国66すべての津波予報区で巨大津波の観測体制が整い、気象庁は津波注意報や警報から大津波警報への迅速な切り替えなどに役立てたいとしています。