中国政府が入国の際の隔離措置を来月8日から撤廃すると発表したことを受け、中国では、日本や韓国など海外への航空券の検索数が一時、7倍に増えるなど期待が高まっています。

市民
「海外旅行の計画を立てたいです。(Q.どこに行きたいですか?)ヨーロッパですかね」
「嬉しい。海外に行けます。でも半年から1年は様子を見ます」

中国政府はこれまで、海外から中国本土に入る際に、施設で5日間隔離したあと、自宅での3日間の健康観察を義務付けていました。

しかし、来月8日からは全ての隔離措置を撤廃すると発表。中国メディアによりますと、この発表の15分後には、海外への航空チケットの検索数が7倍に増えたということです。

また、来月21日から始まる春節に伴う大型連休の団体旅行の検索も一時、6倍に増え、行き先としては、日本や韓国、タイなどが人気だということです。

国際線の便数制限も撤廃し、便数を増やすことやビジネスや留学などのビザ発給条件を緩和する方針も示しており、中国政府としては、海外との往来を本格的に再開することで、経済の回復につなげたいねらいがあるとみられます。