中学校の部活動を地域のクラブや団体などが担う「地域移行」についてのアンケートで、回答した高知県内の公立中学校教諭のおよそ7割が「賛成」または「どちらかといえば賛成」と考えていることがわかりました。

アンケート調査は、小学5、6年生、中学1、2年生の全児童・生徒と保護者、公立中学校の全教諭を対象に行われました。その結果、調査に回答した教諭の81.7%が部活動を指導。そのうち、63.1%が「部活動の指導を負担に感じている」と回答しました。また、部活動の「地域移行」については71.3%が「賛成」または「どちらかといえば賛成」と考えていることがわかりました。

地域移行への期待としては「教諭の負担軽減につながる」が最も多く、ついで「専門的な指導が受けられる」などがあげられています。また、心配なこととして「学校との関わり方や生徒に対する情報共有の方法」「けがやトラブルへの対応や補償」などがあげられています。

県教育委員会では、このアンケート結果をもとに国の動向を見ながら、県としての方向性をとりまとめたいとしています。