日本銀行はきょうまで開かれた金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定しました。植田総裁は今後の利上げについて、中東情勢の影響がポイントだと指摘しました。
日銀はきょうまで開いた金融政策決定会合で、追加の利上げを見送り、0.75%としているこれまでの政策金利を維持すると決めました。政策金利の据え置きは、前回に続き、2会合連続です。
日本銀行 植田和男 総裁
「交易条件の悪化を通じて、景気を下押しする可能性が高まります。一方で、企業や家計の予想物価上昇率の上昇を通じて、基調的な物価上昇率を押し上げる可能性もあります」
植田総裁は中東情勢が物価に与える影響について、上下双方向の可能性があるとの見方を示し、政策判断の難しさをにじませました。
そのうえで、どちらの影響がより強く出てくるかは、今回の会合で「かなり議論になった」と説明しました。委員によって意見が分かれたとしながらも、「物価が上振れるリスクを重視したい人のほうが微妙に多かった」と明らかにしています。
日銀は今後も利上げを続ける姿勢を維持していますが、植田総裁は判断には「中東情勢が我が国経済にどのような影響を及ぼすかが重要なポイント」と話し、影響を見極めながら慎重に判断する方針を示しました。
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