「そこは水をかぶるから逃げろ」と言っていれば
海抜1.7メートルの場所にあった、防災対策庁舎。
のちに千葉さんは、光子さんが同僚と車で避難しようとしたものの、結果的に屋上にとどまったことを知らされました。

千葉正志さん
「あのくらいの地震が来て津波が来るってときに、防災庁舎の3階の上に逃げるなんてことは間違っているのさ…。電話で話したかったなと。そこだよな、悔やまれるのは。逃げろって言えなかったのが悔やまれる。『そこは水かぶるから逃げろよ』って、言いたかったな」
光子さんの手がかりを求め庁舎に通い続けてきた千葉さん。
千葉正志さん
「ここに何十回きたかわからないね」

やり場のない怒りを抱えながら震災後の日々を過ごしてきました。
千葉正志さん
「孫子の代までこんなことはいらないね。もうたくさんだ」














