ミツバチが少ない?

──思ったほどミツバチがいないのはなぜでしょう。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「実はこれは珍しいことではありません。日本の春は、桜だけでなく、レンゲ、菜の花、果樹の花などが一斉に咲く季節です。

ミツバチは巣から効率よく蜜を集める必要があるため、周囲の環境の中で最も条件のよい花を選んで利用します。

その結果、場所によっては桜よりも別の花に働き蜂が集中していることもあります。

さらに住宅地やオフィス街では、巣を作れる場所が少ないこともあり、ミツバチ自体がそれほど多くない場合もあります。

ミツバチは外で見ている分には愛らしい存在ですが、ひとたびミツバチ一家が家の壁の隙間や押し入れ、床下などにこっそり引っ越してきてしまうと話は別です。

羽音による騒音、刺されるかもしれない不安、車や窓ガラスへの糞害、集めた蜜によるベタつき、さらには他の害虫を呼び込む要因にもなります。

何より、甘い蜂蜜の香りが家の中にまで広がることもあり、なかなかに手ごわい存在で、駆除対象とされてしまうので、人口密度の高い都市部では餌になる花の少なさもそうですが、ミツバチ一家がお引越しして間借りしてくること自体が難しいのです」

よく見るとヒゲハナバチがいます