「風は強くないが…」 専門家が指摘する「うねり」の影響

 事故は、辺野古の漁港を出発し、長島の間を通って大浦湾をUターンして戻る途中で発生。2隻のうち「不屈」が最初に転覆し、その後「平和丸」も転覆したということです。

 当時、現場の海域では約4mの風が吹いていて、波浪注意報も発表されていました。海上保安本部は事故原因について調査中としていますが、転覆した場所がリーフ(サンゴ礁)に近く、波が大きくなりやすい状況にあり、船が大きな波にあおられて転覆したとみて調べています。

 若林教授は、当時の風速は「強くない」としつつ、1.5〜2mという波浪予測があったことから、「風による波ではなく、遠く(の海域)から来る『うねり』が複雑に入り込んでいたのではないか」と分析します。