環境省は野生生物の絶滅の危険度をまとめた「レッドリスト」を見直し、国の天然記念物の「タンチョウ」を絶滅危惧種から除外したと発表しました。
環境省がきょう(17日)発表した野生生物の絶滅の危険度をまとめた「レッドリスト」によりますと、国の特別天然記念物に指定されている「タンチョウ」は、1952年の時点では33羽まで減少していましたが、保全活動によって個体数が回復し、現在は成鳥が1200羽程度生息していると試算されることから、絶滅危惧種から除外したということです。
また、同じく国の特別天然記念物に指定されている「トキ」は、3段階ある絶滅危惧種の分類のうち、最も深刻なカテゴリーから1段階引き下げられました。新潟県佐渡島での放鳥の取り組みなどによって、2024年末時点では576羽が生息していると推定されているということです。
このほか、鹿児島県の奄美大島などに生息する日本国有種の「アマミヤマシギ」の個体数が回復傾向にあるとして、絶滅危惧種から除外されました。
一方、本州や四国、九州などに生息する日本固有種の「ニホンイシガメ」が、ペット取引を目的とした乱獲の影響などにより個体数が減少傾向にあるとして、初めて「絶滅危惧種」に加わりました。
環境省は、絶滅危惧種に指定されたことを理由に、むやみに捕獲したり、すでに飼育しているものを野生に放ったりすることはしないよう呼びかけています。
今回の「レッドリスト」の見直しは鳥類と爬虫類・両生類が対象で、見直しが行われるのは2020年3月以降、6年ぶりです。
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