けがをしたときの必需品「消毒液」。傷口から入るばい菌をやっつけるヒーロー的存在だ。しかし、そんな正義の味方だと思っていた「消毒液」が実は時に悪さをしていたという。傷を消毒しない…これまでの常識を覆す注目の新しい手当とは?
■保健室から消える「消毒液」 そのワケは?
けがをしたら、とりあえず「消毒液」があたり前だと思っていた。しかし、この方法はもう“古い”との声がSNSで広がっている。さらに「最近学校では傷を消毒しない」との投稿まである。「消毒液」を使わないなんて、ばい菌の思うつぼじゃないか。そんなことする学校が本当にあるのだろうか。
探してみると・・・すぐ見つかった。


茨城県にある学校のほけんだよりでは、しつこいくらいに「傷は消毒しない」と書かれている。この学校だけでなく消毒液を使わない動きは広がっていて、いまや保健室に消毒液の存在すらないところも出てきているという。消える「消毒液」。いったいなぜなのだろうか。
ほけんだよりの中に、そのヒントとなりそうな記載を見つけた。
「傷を消毒するとかえって傷の治りが遅くなってしまう」

え、傷が治りにくくなる・・・? 傷の処置で欠かせないと思っていた「消毒液」が、実は傷の治りを遅くしているってこと?だとすれば一大事ではないか。