備蓄放出決定でも原油価格は上昇
原油価格の高騰に対応するため、高市総理は世界に先立ち石油備蓄放出を発表。

この発表に続き、IEA(国際エネルギー機関)は11日、32の加盟国が“過去最大規模となる4億バレル”の石油備蓄を協調放出することで合意したと明らかにしたが、原油先物価格は再び1バレル100ドルの大台に迫るなど期待されたほどの相場の押し下げ効果はみられていない。
【IEA加盟32か国】
▼放出量:4億バレル(海峡通過量の20日分)⇒過去最大規模
▼備蓄量:12億バレル以上(60日分)
【日本】
▼放出量:約8000万バレル(民間備蓄15日分・国家備蓄1か月分の45日分)⇒過去最大
▼備蓄量:約4億7000万バレル(245日分)

この事態を「石油の時代に入って最大の危機」と話すのは、エネルギー安全保障政策が専門の久谷一朗さんだ。

『日本エネルギー経済研究所』久谷一朗研究理事:
「“実際の実需と価格が別物”であるということ。実需については備蓄の放出があれば当然需給のバランスがとれるはずで、マーケットも若干落ち着くことが期待できる。一方価格は、実需だけではなく市場で取引に参加した人がこの先の見込みなども含めて取引をする。現在のマーケットの見方は“戦争がもう少し続く”という方に寄っていて、その結果値段が下がらないということだと思う」














