23日の記録的な大雪による高知県内の農業被害が、現時点で、2億円以上にのぼることが分かりました。
高知県によりますと、大雪による農業関係の被害は、26日の午後の時点で、佐川町や土佐市など4つの市と町で確認されています。被害額はビニールハウスの破損など施設に関する被害が約1億3155万円、イチゴやトマトなど、作物に関する被害が約6916万円となっています。特に佐川町での施設被害が大きく、雪の重みでビニールハウスの骨組みがゆがんだり、暴風雪によって被覆フィルムが破れたりするなど、被害額は約1億2739万円にのぼっています。
県の調査は続いていて、被害額は今後も増える見込みです。高知県内では12月23日、強い冬型の気圧配置の影響で記録的な大雪となり、高知市で観測史上最高となる14センチの積雪を観測しています。