特別養護老人ホームで入所者に暴行を加えて死亡させたとして、元職員の男に懲役10年の判決です。

 判決によりますと、大阪府泉大津市の特別養護老人ホームの元職員・白井宏次朗被告(33)は2020年、入所者の福田功さん(当時89)の胸を圧迫し胸の骨を折るなどして2か月半後に死亡させたほか、2023年には別の入所者(当時92)の顔を殴りけがをさせました。

 これまでの裁判で白井被告は「私はやっていません」と無罪を主張していました。

 16日の判決で大阪地裁は、「白井被告は福田さんの胸の痛みを知っていたのに申し送りをしなかった。入所者や外部者の犯行であることを具体的に示す事情は見当たらず犯人が白井被告であることは相当強く推認できる」としたうえで、「一方的に暴行を加え非常に危険で悪質」などとして、白井被告に求刑どおり懲役10年を言い渡しました。