ウクライナ情勢は冬場を迎えて戦闘が激化していますが、ゼレンスキー大統領が突然、訪米することになりました。この時期になぜ?大和大学の佐々木正明教授は3つの理由をあげます。戦闘長期化で「ゼレンスキー疲れがささやかれるアメリカ国民に対してさらなる支援のお願い」「隣国・ベラルーシの参戦可能性」「ロシアへの越境攻撃」について「バイデン大統領との直接会談で事態の打開を図ろうとしているのでは」と分析します。

電撃訪米は『ゼレンスキー疲れ』あるアメリカ国民に支援の訴えのため?

ーーウクライナのゼレンスキー大統領が電撃訪米しました。侵攻後初の国外訪問となりました。訪米した背景には何が考えられるのでしょうか?
「ゼレンスキー疲れを起こしつつあるアメリカ国民に強く訴え、メディア露出も増やしたいと考えているのではないかと思います。ウクライナ軍がロシア軍を撃退し続けているのはアメリカ軍が供与している最新兵器があるからなんです。米国世論がウクライナを支えているといっても間違いではないと思います」