森下の勝ち越し3ランでリードもリリーフ陣踏ん張れず
大一番は1番大谷(DH)、2番佐藤(右翼)、3番鈴木(中堅)、4番吉田(左翼)、5番岡本(三塁)、6番村上(一塁)、7番牧(二塁)、8番源田(遊撃)、9番若月(捕手)で挑み、1次ラウンドで12打数無安打だった近藤健介(32、ソフトバンク)はベンチスタート。
準々決勝の球数制限は1次ラウンドの65球から80球へ。大歓声でスタートした山本の立ち上がりは、23年に前人未到の40本塁打-70盗塁を達成したR.アクーニャJr.(ブレーブス)に、いきなり2球目の155キロのストレートを右中間スタンドに運ばれ、先頭打者アーチを浴びた。後続は3人で打ち取ったが、2回は先頭E.トーバー(ロッキーズ)に二塁打を許すと、続くG.トーレス(タイガース)にレフトフェンス直撃の勝ち越しタイムリーを浴び1-2。
3回も悪い流れを断ち切れず、先頭のM.ガルシア(ロイヤルズ)にレフトへの二塁打を許し、L.アラエス(ジャイアンツ)の二ゴロで1死三塁のピンチに。だが、ここからは昨季49本塁打のE.スアレス(レッズ)、E.トーバーを連続の空振り三振で無失点に抑えた。
ベネズエラの先発は昨季12勝の左腕R.スアレス(レッドソックス)。山本が初回に“先制パンチ”を食らった直後、第1打席の大谷はカウント2-1から4球目のスライダーを完璧に捉えると、打球は右中間スタンドへ。今大会3号となる“確信歩き”の同点アーチを叩き込んだ。
四球で出塁した鈴木誠也(31、カブス)が2死一塁で二盗を試みると、一度セーフもチャレンジで覆り3アウト。その後、右膝を気にする仕草をみせ、まさかの負傷交代となり、森下がセンターの守備についた。
1点を追う3回、ここまで出塁率7割を超える源田壮亮(33、西武)が四球で出塁すると、若月健矢(30、オリックス)の犠打、大谷の申告敬遠で1死一・二塁に。ここで佐藤がフルカウントからスライダーを上手く捉え、一塁線を破る同点タイムリー。さらに森下がカウント2-2から低めのチェンジアップを振り抜き、打球はレフトスタンドへ。自身もガッツポーズの劇的3ランで5-2とこの試合初めてリードを奪い、先発スアレスをマウンドから引きずり下ろした。
4回は両チーム無得点。山本はG.トーレスを遊ゴロに打ち取ると、W.アブレイユ、キャプテンで4大会連続出場のS.ペレス(ロイヤルズ)を連続三振と本来の投球で退け、後続に託した。打線は3番手E.デヘススを相手に、源田のヒット、若月の四球で1死一・二塁としたが大谷、佐藤が連続空振り三振で追加点ならず。
5回は2番手の隅田が、先頭に四球を与えると、1死でM.ガルシアに2ランを浴び5-4と1点差。さらに6回は韓国戦(7日)以来の登板となった伊藤大海(28、日本ハム)が、先頭から連続ヒットを許すと、昨季22本塁打のW.アブレイユ(レッドソックス)に痛恨の逆転3ランを浴び5-7。
7回は今大会3度目登板の種市篤暉(27、ロッテ)が力投。ガルシア、アラエスを内野ゴロ。4番スアレスを空振り三振で3者凡退。追いつきたい打線だが、7回は、A.セルパを相手に若月、大谷が連続の見逃し三振、佐藤も遊ゴロ。
8回も続投の種市は、先頭のトーバーに二塁打を許し、今大会初被安打。さらに二塁牽制が逸れ、5-8と痛恨の失点。8回の打線は2死から岡本、村上が連打でつないだが、牧が遊ゴロ。3点ビハインドのまま迎えた9回は菊池雄星(34、エンゼルス)がマウンドへ。9番チューリオにレフト前ヒットを許したが、1番のアクーニャJr.から3人で抑え、逆転に望みをつないだ。
9回はD.パレンシアに対し、源田が空振り三振。若月に代わって代打・近藤健介は見逃しの三振。そして2アウトで大谷が打席へ、最後はショートに打ち上げてしまいゲームセット。序盤から熱戦を繰り広げたが、オールメジャーリーガーのベネズエラを封じ込めず、無念の準々決勝敗退となった。

















