世界各国で被害報告されるカンボジアを拠点とする特殊詐欺。今回、約1万人がいたとされるアジトへの取材が特別に許可されました。内部には詐欺を巧妙化させる設備やマニュアルが…日本人もターゲットにしていたとみられる詐欺拠点の実態とは。
詐欺拠点を取材 内部には各国の“ニセ”警察署セットが…

当局による詐欺拠点の摘発・SNSより
「全員動くな!手を上げろ!」
3月10日、カンボジア当局が詐欺グループのアジトを摘発する瞬間の映像。
こうした詐欺拠点では、世界中から若者らを集め、世界各国をターゲットに詐欺がおこなわれていたとみられています。

現場からは、日本の警視庁を装った“ニセ”の警察手帳や身分証が、いくつも見つかりました。
今回、タイとカンボジアの国境地帯にあるアジトのひとつを取材することが許されました。

記者
「こちらの高い壁を抜けると、中に詐欺拠点の建物がいくつも並んでいます」
1万人以上のメンバーが詐欺を繰り返していた大規模拠点です。

記者
「ここが詐欺の拠点が置かれていたオフィスですかね。電子機器や書類が散乱していますね」
2025年、カンボジアとの軍事衝突で、大規模拠点をタイ軍が制圧したため、内部の至る所に攻撃の跡が。室内には、詐欺グループのメンバーらが慌てて逃げ出したような痕跡が残されていました。

さらに、中国の警察署を模したとみられる部屋や、ブラジルの警察署を偽装したとみられる部屋、ベトナムの銀行の窓口を模したセットもありました。
こうしたニセのセットは7カ国分。制服や備品を使い、世界中をターゲットに詐欺を働いていた実態が浮かび上がりました。














