証券会社「東洋証券」の株をめぐるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は「三田証券」の元取締役ら3人を金融商品取引法違反の罪で起訴しました。

東京地検特捜部がきょう、金融商品取引法違反の罪で起訴したのは、「三田証券」の元取締役で投資銀行本部長だった仲本司被告(52)や別の会社役員の松木悠宜被告(44)、小林真之被告(39)です。

特捜部によりますと、仲本被告ら3人は東証プライム市場に上場する証券会社「東洋証券」の配当金に関する情報を公表前に知り、この会社の株をおよそ5億円で不正に買い付けた金融商品取引法違反の罪に問われています。

また、松木被告については、5つの銘柄の売買を繰り返して取引が盛んであるように装い、株価を変動させた金融商品取引法違反の罪でも起訴しました。

この3人は、伊東一輝被告(38)とともに、モーター大手「ニデック」が株式公開買い付けを行うという情報を公表前に知り、インサイダー取引をするなど金融商品取引法違反の罪ですでに起訴されています。

特捜部は3人の認否を明らかにしていません。

一方、特捜部は一連の事件で無登録で顧客の資産を運用する証券業を営んだ疑いで逮捕され、処分保留としていた男性2人をきょう(13日)付けで不起訴処分としました。