20歳語り部「忘れてはいけない」「自分の命を守る行動を」
藤森祥平キャスター:
日本では、いつどこで“SOS”を発信しなければならないタイミングが来るか分からない状況の中で、デジタルが使えなくなったときに、「一人ひとりに何ができるか」ということも考えさせられました。
高校3年生の伊藤芽衣さんは、自分に特に繋がりのない南三陸に行き、人々の優しさや温かさに触れ、「被災経験がなくても語り部になってみよう」という思いがあったといいます。

中学2年から「語り部」活動に取り組む岩槻佳桜さん:
私は被災東日本大震災を経験して語り部をしているので、東日本大震災を知らない世代が語り部をしてくれることは、すごく頼もしいなと思います。
小川彩佳キャスター:
岩槻さんは15年前、5歳だったわけですが、そのときのことはどれくらい記憶していますか?

中学2年から「語り部」活動に取り組む岩槻佳桜さん:
幼稚園にいて、バッグを持って、津波に追われながら逃げた経験があります。
ちょうど金曜日だったので、バッグの中に上靴や歯ブラシコップなどを入れて、これを持って逃げました。
小川キャスター:
そのバッグを持つと、どんな記憶が呼び起こされますか?
中学2年から「語り部」活動に取り組む岩槻佳桜さん:
やはりこのバッグを持って逃げた命、生かされた命なので、伝承するために欠かせない存在です。
津波がさーっと後ろから迫ってきているのを鮮明に覚えています。
藤森キャスター:
大事にしている語り部としての思いは何ですか?
中学2年から「語り部」活動に取り組む岩槻佳桜さん:
みなさんには「命を大切にしてください。命を守る行動をしてください」とお伝えしています。
小川キャスター:
原動力となっているのは、どういった思いなのでしょうか。
中学2年から「語り部」活動に取り組む岩槻佳桜さん:
15年前のあの日に、幼稚園の先生の指示に従って逃げて生かされた命があるからこそです。

小川キャスター:
15年という月日が経って、改めて月日の流れはどのように感じますか?
中学2年から「語り部」活動に取り組む岩槻佳桜さん:
当時5歳だったので身長もかなり低かったと思いますが、今20歳になって、語り部をさせてもらっているので、自分の成長が15年を表してると思います。
藤森キャスター:
街の様子や、感じ方は変わっていますか?
中学2年から「語り部」活動に取り組む岩槻佳桜さん:
町はかなり復興したかなと思います。街がキラキラしているので、復興したなと感じています。
小川キャスター:
「街がキラキラしている」という言葉を岩槻さんから聞けてよかったなとに感じます。心の復興という意味ではどうでしょうか?
中学2年から「語り部」活動に取り組む岩槻佳桜さん:
大きな傷を負った方はたくさんいらっしゃると思うので、心の復興は「した」と言い切れないなと感じています。
小川キャスター:
今の世代も、後の世代も、どのように記憶を繋いでいきたいですか?
中学2年から「語り部」活動に取り組む岩槻佳桜さん:
やはり忘れてはいけないし、同じ過ちを繰り返して欲しくないので、自分の命を守る行動、防災意識の向上や備えに繋げてほしいと思います。
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<プロフィール>
岩槻佳桜さん(20)
宮城・気仙沼市出身現在は都内の大学生
中学2年から「語り部」活動に取り組む

















