震災から15年。地震、津波、爆発を経験した福島第一原発はどのような歩みを進めてきたのか。燃料デブリの取り出し作業はどの程度進んだのでしょうか?
福島第一原発 「核燃料デブリ」の総量880トン

テレビユー福島 渡邊文嘉キャスター:
福島県・大熊町にある、東京電力福島第一原発に来ています。
私がいま立っているのは、事故を起こした原子炉建屋から約100メートルの場所です。これだけ原子炉建屋に近い位置から中継が許されたのは、震災・原発事故後、初めてのことです。
この場所は、毎時15マイクロシーベルトほどの放射線量があります。これは事故直後の約80分の1にあたります。あれから放射線量はかなり下がっています。
また、作業環境は大きく改善しました。震災の翌年、この辺りに取材に入った時には、防護服に全面マスク姿でしたが、現在ではマスクもいらないほどの軽装になっています。

私の後ろには、水素爆発・メルトダウンを起こし、建屋が激しく損傷した1号機があります。こちらには現在、カバーが設置されています。2026年1月に使用済み核燃料を取り出すために設置されたもので、建屋が損傷した様子は見られない状態になっています。

福島第一原発の1号機、2号機、3号機ではメルトダウンが発生し、核燃料が溶け落ちてできた「燃料デブリ」の総量は880トン(推計)にも上ります。

















