上田市の長野大学に東日本大震災を経験した学生が立ち上げた消防サークルがあります。現在は5人が所属、地域の消防団でも活躍しています。


上田市の塩田地域で、春の火災予防運動にあわせて行われた消防団の訓練。朝5時に集まった分団およそ70人の中に若い女性の姿が。


大橋美優(みゆう)さん。市内にある長野大学の3年生で消防サークルの副部長を務めます。

消防サークルができたのは2年前。当時、大学に在籍していた宮城県出身で東日本大震災を経験した学生が設立しました。


地元で防災講座を開いたり、他校の文化祭に防災体験のブースを出したりするなど、啓発活動を続けています。現在は3年生4人と2年生1人が所属し、このうち4人が消防団でも活動しています。


この日は、大橋さんの分団をはじめ地域の4つの分団およそ200人が出動。小学校の裏山で火災が発生した想定で訓練が行われました。


大橋さんは去年2月に市内で起きた大規模な山火事でも、実際に消火活動にあたりました。


大橋さん:「火事が起こった周辺に住んでいる方の心配そうな顔も印象に残っているし、その地元の人がおにぎり作ってくれたのがすごく印象的で。こういうつながりが地域を守るにあたって大事だと感じました」

地域を守る消防団は全国的に団員の減少が課題です。


林 幹(まさる)分団長:「消防団、地域のことは私たちが一番知っている。人手が足りないとなると大きな災害になったときも消火に時間がかかる。どんどんサークルの活動は学校内に広めていってもらえれば」

大橋さんは災害を自分事としてとらえる意識が必要だと話します。

大橋さん:「自分事としてとらえるだけで避難する道も日ごろから意識しますし、備蓄もするようになると思うので、自分事としてとらえたり、体験として訓練に参加するのもいいと思います」