「ポイ捨て禁止」を外国人に伝えるには?
ひろしま国際センターの犬飼康弘さんは、これまで災害が起こるたびに、「やさしい日本語」の必要性を強く感じ、県内外で講演をしてきました。この日は、三原や近隣の市の職員を対象にグループワーク形式で研修を行いました。
犬飼さんが例題の一つとして出したのは「ポイ捨て禁止」。この言葉を職員同士で話し合って、「やさしい日本語」に変換します。
三原市職員
「ポイ捨て禁止…たばこダメダメ…道にゴミ捨てちゃダメ?たばこだけじゃないよね」
普段、何気なく使っている言葉でも、改めて意味を考えてみると難しいようです。「やさしい日本語」は正解がひとつではありません。
犬飼康弘 さん
「同じポイ捨て禁止であっても、どんな場面でどういったところに置かれているのかで伝え方が変わってくるかと思います。道路に立て看板があって、そこに書いてあるときは『ここにゴミを捨てないでください』。公園みたいなところでゴミ箱が設置してあって、そこにポイ捨て禁止と書いてある場合であれば、『ゴミはゴミを入れる箱に入れてください』。こんな伝え方になるかなと思います」

「やさしい日本語」では小学3年生で学習する程度の漢字や表現を使い、一つの文の情報量を少なくします。また、「頭がずぎずぎする」のようなオノマトペは使わず、「不可能ではない」のような二重否定の表現は避けます。留学生のナタリーさんは、「やさしい日本語」の取り組みを今回初めて知ったと話します。
ナタリーさん
「このような話し方があるなんて思わなかったからいろいろ勉強になりました」
三原市職員
「自分が普段見聞きしている情報がある人にとっては難しい言葉なんじゃないかということは今回でよくわかりました」
府中市職員
「保育所でも外国籍の保護者が増えていて、コミュケーションの難しさが課題になっている。自分たちがやさしい日本語のつもりでも伝わっていなかったことが何度もあったので、きょう聞いたことを生かして行けたらと思う」














