長野県坂城町で8日、4歳の女の子が自宅にある井戸に転落する事故がありました。
今も庭などに残る井戸は少なくありません。転落を防ぐために取るべき対応を取材しました。


事故は坂城町中之条にある住宅の庭で起きました。8日午前11時ごろ、「井戸に子どもが落ちてしまった」と母親から消防に通報。転落したのは、この家に住む4歳の女の子でした。

井戸の深さはおよそ6メートル、1メートルほどの高さまで水がありました。近くにいた母親が、娘の悲鳴と水に落ちる音を聞いたといいます。


家族は:「(母親が女の子に)”今すぐ消防署の人が助けに来るから”と言っていた」

駆けつけた救助隊員が井戸の底へ降り、およそ30分後に救助。


病院への搬送時、低体温症の疑いがありましたが、目立ったけがなどはないということです。井戸は普段使われておらず、厚さ1センチほどの木の板で「ふた」がされていました。

家族は:「井戸の上にはコンパネ、あそこにある。何年も経っているからもう風化したようになっちゃって、それで触ったら落ちてしまった」

昔から残る井戸。転落を防ぐために必要なことは…。今回の救助にあたった千曲坂城消防本部。

井戸などへの転落事故を想定し、訓練を重ねています。


千曲坂城消防本部 西澤洋樹救助隊長:「板を自宅にある井戸にかぶせている家も多いと思うが、表面上は何ともなくても、実はものすごく傷んでいることも十分考えられます」


千曲坂城消防本部の西澤洋樹救助隊長は、板やネットで穴を覆うだけでなく、定期的に状態を確認することが必要と指摘します。

万が一、転落事故が起きた場合、周りの人が取るべき対応は。


西澤隊長(訓練):「これから棒を入れるから、つかめそうだったらつかんでね」

千曲坂城消防本部 西澤洋樹救助隊長:「近くにこういった物干し竿があれば入れます。気を付けなければいけないのは、自分が引っ張られて転落してしまう可能性があるので、比較的重心を低くすれば転落を防げる」

まずはすぐに消防に通報。


その上で、救助隊が到着するまでの間、自宅にある物干し竿やロープなどをつかませて、おぼれないようにすることが重要だということです。