熊本市にある陸上自衛隊健軍駐屯地への長射程ミサイルの配備について、防衛省が「早ければ3月8日深夜にも搬入開始する」考えであることが分かりました。

健軍駐屯地に配備される長射程ミサイルについて、これまで、九州防衛局が「相手に攻撃を思いとどまらせる、抑止力を高める目的で配備する」と説明し、木原稔官房長官も「他国からの武力攻撃を抑止するには、反撃能力がある長射程ミサイルが必要」と強調していました。

具体的な搬入タイミングが明らかになったことについて、熊本県の木村敬知事は「国防に関することは国の専管事項であり、今年度末までに配備が予定されているとはいえ、熊本県に対し事前に連絡はありませんでした。ミサイル配備については、不安に思われる県民の方もおられるため、今まで以上に分かりやすく丁寧な説明を求めて参りたいと思います」とコメントを発表しました。

また、熊本市の大西一史市長も「我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、防衛体制の強化を図るという国の判断については一定の理解をしています。一方、熊本市に事前の説明がなく、報道により知る形となったことは大変遺憾に思っています。健軍駐屯地は市街地に近接しており、市民の皆さまの間に様々な不安の声が出る可能性もあります。防衛省に対して事実関係や地域への影響について丁寧な説明を求めていきたいと考えています」としています。