iPS細胞を使った再生医療製品が、きょう3月6日に承認されました。条件期限付きでの承認を受け6日午後、京都大学iPS細胞研究所の高橋淳所長が、一緒に開発に携わっている住友ファーマで会見に臨みました。

 (京都大学iPS細胞研究所 高橋淳所長)「これまでたくさんの方に研究でお世話になってきた。この場を借りて御礼申し上げます」

 高橋所長らが開発した製品「アムシェプリ」は、iPS細胞から作成したドーパミンを生み出すもととなる細胞で、パーキンソン病患者の脳に移植することにより症状の改善を目指すものです。

 (京都大学iPS細胞研究所 高橋淳所長)「脳に移植した細胞が体のほかの部位に飛んでいくこともないし死亡例もない。安全性を確認した」

 一方、東京から大阪に戻る道中でJNNの取材に応じた大阪大学の澤芳樹特任教授。澤特任教授が取締役を務める大阪大学発のベンチャー企業「クオリプス」は、iPS細胞から作られた心筋シート「リハート」を重い心不全の患者に移植することで、症状の改善が期待されています。

 (大阪大学 澤芳樹特任教授)「メスの力で治せなかったものを細胞の力で治す治療として、これだけ効果があるということであればこれまでの人類が持ち合わせなかった治療をついに開発できたのかなと思っている」

 世界初となる実用化に向けて期待が高まっています。