「ガチンコ勝負で負けた」“らしさ”への回帰
選挙後、野田前代表は自身のブログ「かわら版」で、「自民党にガチンコ勝負で負けたという実感はありません。高市総理への期待感だけの推し活のようなイメージ論に選挙戦全体が支配されてしまった」と綴ったが、この発言について問われた吉田氏は、明確に異論を唱えた。

「完全に今回の選挙で負けました。この結果ですから。そこはしっかり受け止めなければいけないと思います」と断言し、「ガチンコ勝負です、総選挙は。候補者も支援者の方も含め、総力戦で皆さんが全力を尽くした選挙です。結果は厳しかったですが、これはガチンコ勝負だったんじゃないでしょうか」と述べた。他責的な総括ではなく、敗北の現実を受け入れることの重要性を強調した発言だった。
また、選挙戦を振り返る中で、吉田氏は地元有権者から受けた率直な指摘を明かした。
「地元で聞いた声は、『吉田晴美らしさをもっと出せ』という声はすごくあって、それを出しきれなかった」

選挙の途中で地元有権者から「吉田さんが、いつも言ってた教育と経済の話もっとして」という声があったという。新党結成により、安保や憲法、原発といった政策の説明から始めざるを得なかったが、本来自分が重視してきた政策分野での発信が十分できなかったことへの反省を語った。
金銭的負担やスタッフの支援まで・・・落選議員のリアルとは?
選挙後の現状について、吉田氏は落選議員が直面する厳しい現実も語った。議員会館からの引越作業のほかに、「リースをしていたコピー機を返さなきゃいけない、でも買取に何十万とか」といった具体的な金銭的負担や、「秘書の方々、スタッフの方々のこの先のお仕事のヘルプをしたり」という人的な課題まで、政治活動以前の実務処理に追われている状況を詳細に説明した。

また、選挙後の2月28日、落選者約170人が参加した意見聴取会がオンラインで開催された。約170人が参加し、6時間弱に及ぶ会合の様子について、吉田氏は、「手挙げ方式で、Zoomで手を挙げる反応ボタンがあるじゃないですか。あれを押して、当てられていくという感じ」と語り、オンライン形式のヒアリングでは、十分な意見交換は困難だったことを示唆し、少人数による対面での議論の必要性を訴えた。














