1つひとつに人々の営みが感じられます。
東日本大震災からの歩みを宮城県南三陸町に伝わる紙細工「きりこ」で表現した展示会が3月6日から仙台市で始まりました。

仙台市青葉区の藤崎で開かれている「南三陸町 記憶と再生の物語」。
会場には、津波で建物が失われた跡地に震災翌年から実際に建てられていた「きりこボード」約50点が展示されています。人々の営みや苦難に立ち向かう姿を南三陸町に伝わる紙細工「きりこ」をモチーフに表現したもので、一堂に集めて展示するのは初めてだということです。

このほか、津波で写真などの思い出が流された被災者の記憶の一場面を聞き取り、そのエピソードを「きりこ」で表現した作品50点ほども並んでいます。

南三陸みんなのきりこプロジェクト・吉川由美さん:
「被災した人たちのお互いに助け合いながら頑張られた人間としての尊い姿が『きりこボード』の1つひとつの物語からも感じ取ってもらえると思う」

会場ではこの週末に宮城県南三陸町の前町長・佐藤仁さんのトークイベントや朗読コンサートなども予定しています。展示会は、藤崎で3月11日まで開かれていて入場は無料です。