コンクリート詰めの遺体で見つかった6歳の女の子。裁判で明らかになったのは18年も気付かれなかった普通ではない日常でした。

 去年2月、大阪府八尾市の長屋で衣装ケースの中から、コンクリート詰めにされた岩本玲奈さん(当時6)の遺体が見つかりました。

 逮捕されたのは叔父の飯森憲幸被告(42)です。

 (飯森憲幸被告)「怒りのコントロールができなかった。(玲奈さんは)つらかっただろうし、痛かったと思う」

 2000年に八尾市で生まれた玲奈さん。父親がいない中で母親や祖父らと暮らしていましたが、玲奈さんが4歳だった頃、母親が家を出ていなくなります。

 その後、祖父も玲奈さんの面倒をみられなくなったため、2006年、母親の異母きょうだいの飯森被告にひきとられました。

 ですが、そのわずか3か月後、仏壇のお供え物を食べたことに腹を立てた飯森被告に暴行され、死亡したとみられています。その後、コンクリート詰めにされ、18年もの間気付かれませんでした。

 3月6日の論告で検察側は…

 (検察官)「玲奈ちゃんは自ら身を守ることもできず、助けようとしてくれる大人もいない状況の中で、なすすべなく暴行を受け続けた。たった6歳で尊い命を失うとともに、未来を奪われた」

 そのうえで懲役12年を求刑しました。

 飯森被告は最後の意見陳述で「玲奈をあやめ、コンクリート詰めにしたことを悪く思う。罪を償い、玲奈のことを思い忘れず生きていきたい」と話しました。

 判決は3月13日に言い渡されます。