新潟県 妙高市と長野県 飯山市にまたがる斑尾高原スキー場で雪崩が発生し4人が重軽傷を負った事故。今回は、「予兆がなく突然発生した珍しい雪崩」という調査結果でしたが、この時期の雪崩への注意点を専門家に聞きました。
斑尾高原スキー場では2月28日午後2時すぎ、圧雪されていない上級者コースで雪崩が発生し、子ども2人を含む5人が巻き込まれました。

全員救出されましたが、東京都の親子2人と台湾出身の男女2人が骨折などの重軽傷を負いました。

【救助にあたったスキー客は】「リフトに乗っている女性から『あの子のこと助けて』みたいな声が聞こえて、男の子の声が後ろから聞こえたので、行ったら、靴からボードが取れているのを見つけて、その子を引っ張って助けて」

Q雪崩のニュースは?
【東京から来た客は】「夜に出発する前に見ましたもう、暖冬なので危険だなというのはあったんですけど、危険の少ない範囲で遊ぼうかなと相談した上できました」
警察などの調査の結果、雪崩の規模は最大幅185メートル、長さ600メートル。

積雪全体が落ちる全層雪崩でしたが、予兆がなく突然発生した非常に珍しいケースだったそうです。

この全層雪崩、今年は全層雪崩が起きやすくなっていると指摘します。
【防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 上石勲 特別研究員】「一つは雪の多いところ。もう一つは、気温が急激に上がったところでしょうか。温度が上がると、その分 全層雪崩起きやすくなるというところがありますので、そういうところが今年の特徴かなと」

雪崩通常、前兆があるといいます。例えば、雪面の裂け目=クラックや

雪しわです。

ただし、
【防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 上石勲 特別研究員】「一般的にはクラックとか雪しわが前兆現象として起こることが多いんですけど、前兆現象がないことも、これも積雪の状況とかいろいろな条件が重なることがあると思うんですけど、(雪崩発生は)あり得ない話ではないかなと」
そして、全層雪崩が起きやすい条件は気温が上がり、雨が降った時だそうです。
一方で、表層雪崩にもまだ注意が必要だと言います。
【防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 上石勲 特別研究員】「山間部でも雪がたくさん降ることもまだありますので、全層雪崩だけではなくて雪がたくさん降ったときに起きる表層なだれにも、まだ注意が必要かなと思います」















