きょう、多くの小中学校では終業式を迎え、明日から冬休みという子どもも多いはずですが、きょう、小中学生を対象とした「全国体力テスト」の結果が公表され男女ともに過去最低となったことが分かりました。

けさの長崎市。こちらの小学校では、終業式を迎えた児童が元気に登校しました。待ちに待った通知表が手渡されると…。

「成績悪かった。『好き嫌いなく食べる』が◎だった」
「英語はけっこう良かった。めっちゃ嬉しい」

明日から始まる冬休み。そんななか、きょう、スポーツ庁が気になる結果を発表しました。毎年実施している「全国体力テスト」で体力の合計点が調査を始めて以来、過去最低となりました。新型コロナの感染が拡大した2019年以降、連続して下がっています。持久力が必要な種目での低下が目立っているということです。

一方、肥満の割合は増えていて、小学生の男女と中学生の男子は過去最高となりました。

スポーツ庁はコロナ禍で身体を動かす機会が減り、スマートフォンやゲームなど画面を見続ける時間が増え、運動をする機会が減ったことで、肥満の増加や体力の低下につながっているのではないかと分析しています。