警察は、青森県内に住む60代男性が警察官などを名乗る男らに現金1900万円をだまし取られる被害にあったと発表しました。

八戸警察署によりますと、去年10月17日頃、県内に住む60代男性の自宅固定電話に電話があり、男の声の自動音声で
「電話が止まります」
「説明を受けたい人は、数字を押してください」
などと流れたため、電話機の数字を押しました。

すると、兵庫県警の前澤匠と名乗る男が電話に出て
「あなたが犯罪にかかわっていることが分かった」
「資金を調査します」
「事情聴取にスマートフォンが必要なので、買ってきてください」
などと言われました。

男性が指示に従い、スマートフォンを購入して前澤とLINEでやり取りを始めると、LINEのビデオ通話で警察手帳を見せられ、今度は検事の中山と名乗る男から、LINEのビデオ通話で
「資金調査のため、お金を暗号資産に移す必要があります」
と言われたことから、スマートフォンの画面共有をしながら、暗号資産取引所のアカウントを開設。

その後、中山からの指示に従い資金調査名目として、10月に2回、県内金融機関の窓口から指定された暗号資産取引所の口座に現金計1900万円を振り込みました。

振り込んだ現金は「調査が終われば返却される」と言われていましたが、その後、中山と連絡が取れなくなったことから心配になり、110番通報して詐欺に気づいたということです。