熊本は、イチゴの生産量が全国3位です。そして、今、イチゴの輸出拡大に向けた動きが加速していて、JA熊本経済連がイチゴの輸出の手本として国から認定されました。

JA熊本経済連が認定されたのは「フラッグシップ輸出産地」です。

輸出先の規制やルール、需要に対応して、継続的に農産物の輸出に取り組んでいる手本となる産地のことで、認定した産地に国が支援します。

JA熊本経済連 丁道夫 会長「励みになります。安全安心・高品質の熊本のイチゴを輸出し、生産者の所得向上につなげます」

認定をうけたJA熊本経済連は、去年、台湾や香港、シンガポールなどに193トンのイチゴを輸出しました。

認定を受け、さらなる輸出拡大を目指すJA熊本経済連は、この阿蘇市の選果場から、県独自のブランドイチゴ「ゆうべに」や「恋みのり」などを輸出向けにも出荷しています。

JA阿蘇園芸課 河津勝さん「特に海外のお客様は果形の大きいのを好まれる傾向にありますので、海外のマーケットの需要に沿った品種なのかなと特性があります」

ただ、好みのイチゴを作っただけでは輸出拡大につながりません。

台湾への輸出で大きな壁となったのが厳しい「残留農薬基準」でした。

JA熊本経済連 総合営業課 佐藤暢寿課長「国内基準では、ヘタを落としてから残留農薬検査をするが、台湾ではヘタがついた状態で検査をするので濃度として濃く出てしまう」

今後は、国の支援を受けながら、こうした厳しい残留農薬基準をクリアするためのマニュアルを作成し、輸出拡大につなげる考えです。

JA熊本経済連 総合営業課 佐藤暢寿課長「まだまだ少ない量しか台湾に輸出できていませんので、販売先からの注文に応えられないぐらい量しかいっていないので伸びしろはあると思います」