熊本県内に住む作家の優れた文学作品を表彰する、「熊日文学賞」の贈呈式が開かれました。

今回、熊日文学賞を受賞したのは、阿蘇市の会社員、森水菜さんの公募小説「熟した果実」です。

この小説は、火葬場で働く女性が不倫相手とカンボジア旅行に出かけ、現地で出会った少女との関わりの中で自分自身を見つめ直していく物語です。

「搾取」をテーマとしたこの小説について、審査では「設定が練られていて、読むたびに印象が変化しておもしろい」と評価されました。

熊日文学賞を受賞 森水菜さん「文学は誰を救えるのか、正直分かりません。でも私は書くことで、きょうまで生き延びることができました。前回の別の受賞から6年が経ち、小説という存在のあり方が私の中で変化していきましたが、私はこれからも書き続けようと思います」