久しぶりのまとまった雨。記録的な少雨に苦しんだ人にとって、“恵みの雨”となったのでしょうか。

暖かさから一転、冷たい雨。東京都心で30ミリ以上の雨が降るのは去年の10月31日以来、117日ぶりのことです。

「傘1個しかなくて、めっちゃ濡れている」

千葉県木更津市では、6時間の降水量が52ミリ。2月としては観測史上最大を記録しました。

雨不足に苦しんだ人にとっては待ちに待った“恵みの雨”。都内の農園を訪れてみると…

岸野農園 増嶌正夫さん
「こんなに小さいんですよね。普段だったら、もっと大きくなるんですよ」

記録的な少雨で生育が遅れ、大根の大きさは例年の半分ほどだといいます。さらに、気温の上昇で蕾が出てしまった大根は廃棄せざるを得ない状況に。

岸野農園 増嶌正夫さん
「本当は1月ぐらいに雨が降ってくれればよかったんですけど」

Tシャツへのプリントなどを行う工場にとっても“恵みの雨”です。その工程には大量の水を必要とします

ヤマタカ捺染工場 山口智己 社長
「基本的には地下水を使っています。午前中で水が無くなるので1時間くらい止めておいて、また使うとかそういう感じにしています」

少雨の影響で地下水が減少。足りない分は水道水で補っていましたが、水道代は2倍に跳ね上がってしまいました。節水のため本来、機械で行う工程を手作業に切り替えて対応しています。

ヤマタカ捺染工場 山口智己 社長
「きょうは結構ふんだんに水が使えるので、作業の効率も上がる感じで助かっています」

南の海上にある前線や低気圧の影響で、きょうは全国的にも雨に。長崎県や高知県で観測された24時間降水量は100ミリを超えました。

渇水地域には恵みの雨となりました。高知県や徳島県を流れる吉野川では、取水制限が一時的に解除されたほか、ダムの貯水率も若干回復しました。愛媛県では5つの地点で2月として観測史上最も多い雨量を記録。

大学生協で働く人
「雨のなか、受験生たちが前期試験を受けに行くのがかわいそう。自分の将来のためにもがんばってくださいという気持ちで出勤しようかなと」

あす以降は全国的に短い周期で天気がころころと変わり、寒暖差が大きくなることから、体調を崩さないよう注意が必要です。