「前日までにたくさん考えて、実践」金メダルに繋がった練習

――2023年に佐藤コーチに取材した時、深田選手について「6時間くらい僕がみっちり練習をやった後に、2時間自主練習をする」と話していました。やはり「やる」と決めたら、納得いくまでやり続けるタイプですか。

時間があればできるだけやりたいし、満足するまでやって、次の日に繋げないといけないので、自分の納得するところまでやりたいなといつも思っています。

――ノートを書いているということですが、今まで書いたノートは何冊ぐらいありますか。

毎日書くというよりも「変わったな」と思ったときに書くので、量は多くなくて、2~3冊ぐらいです。

オリンピック後は書いていないですが、オリンピック期間中は書いていました。

――例えば、どんなことを書きましたか。

メンタル的な内容よりも、「練習でどこがダメだった」とか、「練習で〇本飛べるから、〇本目に〇〇をやる」というようなことを書いています。

――競技を始めてから約5年で頭角を現した深田選手ですが、「世界と戦える」と手応えを掴んだのはいつぐらいですか。

15歳のとき、初めてワールドカップで優勝したときかなと思います。

――練習の中で、「質」と「量」を担保するのはとても難しいと思いますが、たくさん練習する中で、どのように高い「質」を維持していますか。

1本1本を大事にして、集中して練習しています。前日までにたくさん考えてきて、翌日に考えてきたことを実践する感じです。

――「スノーボードをしているとき以外も、スノーボードのことを考える」とのことですが、頭の中は常にスノーボードのことを考えていますか。

ずっととは言えないかもしれないですが…寝る前に動画をチェックしたりします。

――「自分の動画をよく見直して改善点を探る」という人もいれば、「見ると深く考えてしまって、逆に失敗するから見ない」という人もいると思います。どちらかというと、見る方なのですね。

練習では見ますが、オリンピックのスロープスタイルの前は、逆に見ずに、緊張に変えないようにしていました。