県は新年度、外国人旅行客を増やそうと、博多駅からの新幹線代を補助する事業を計画しています。しかし、この事業を巡って、「外国人優遇」など批判的な声も県に寄せられています。塩田知事は20日の県議会で理解を求めました。

20日開会した県議会定例会。総額9207億円余りの新年度当初予算案など、議案63件が提案されました。

注目されている事業の1つが、直行便がない国からの外国人旅行客を増やすため、博多駅からの新幹線代を全額補助する取り組みです。

しかし、県によりますと、電話やメールでこれまでにおよそ170件の意見が寄せられ、多くが「外国人優遇」「不公平だ」などといった批判的な内容だということです。

こうした声に、塩田知事は県議会で…

(塩田知事)「この実証事業では、外国人観光客2万人の利用を見込んでおり、これらの方々による県内での観光消費額は約17億円と推計され、観光関連産業の「稼ぐ力」の向上に寄与すると考えている」

事業費2億7800万円に対し、およそ17億円の経済効果があるとして、理解を求めました。

塩田知事はこのほか、運休が続く香港線について、香港航空が4月上旬に香港からの旅行客向けにチャーター便を3往復予定していることを明らかにしました。

県議会定例会は来月27日まで開かれます。