大阪府は、不動産クラウドファンディングの『ヤマワケエステート』に対し、業務の一部を60日間停止するなどの行政処分を行いました。

 大阪市中央区に本社のある『ヤマワケエステート』。不動産への出資を募り、運用して利益の一部を配当する、などとして総額1400億円以上の応募を集めています。(会社発表・25年12月末実績)

 不動産特定共同事業法では、商品ごとに資金を管理する『財産の分別管理』が定められていますが、大阪府によると、ヤマワケエステートは、少なくともおととし1月以降、金融機関での専用口座の開設数が上限に達したにもかかわらず、他商品の資金と混在させた口座で管理したり、大阪府の調査以降も専用口座で管理せず新たな契約を行ったということです。

 また、「青森のインドアテーマパーク」の関連商品で契約した資金から、計1億1000万円余りを別の「東京・世田谷区」「沖縄」の計2商品の工事代金などの支払いに流用していたということです。

 大阪府は同社に対し、今月24日から60日間、『新規の勧誘』や『契約締結』など業務の一部を停止するよう行政処分し、財産を分別管理することや、出資者らに処分内容を説明することなどを指示しました。

 『ヤマワケエステート』はホームページに、行政処分を受けて以下の内容を記載しています。

 このような事態に至り、投資家の皆様をはじめ、ステークホルダーの皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫びを申し上げます。当社は不動産特定共同事業者としてコンプライアンス(法令遵守)に取り組んできたところですが、この度の行政処分を厳粛に受け止め、再発防止策を講じるとともにコンプライアンスの更なる徹底を図り、役職員一同これに真摯に取り組み信頼の回復に向けて努めてまいります。

 なお、この度の処分内容は下記に記載の通りとなりますが、今後新規に行う会員やファンドの募集にかかわるものであり、現在運用中の各ファンドに直接影響するものではございません。また、償還や配当利回り等にも直接の影響はございませんので、投資いただいている会員の皆様におかれましてはご安心いただきますよう、よろしくお願いいたします。